2024.05.25
【2024年】千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査結果
2024年5月22日に、千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査結果の概要が発表されました!
【県立高校入試平均点】
今年はマーク式への移行などもあり、平均点は上昇。5科の平均点は275.3点と、昨年の257.7点を17.6点も上回りました。
教科ごとに見ても、昨年を下回ったのは理科のみで、他の4教科は昨年を上回る結果となりました。
【各教科分析と対策方法】
① 国語
漢字の読み書きに関しては、「諮る」を読めた割合は、38.4%と低かったです。書き問題に関しては、「千秋」「往来」の正答率が50%を下回っており、熟語は課題と考えられます。
また、下図にあるように、記述の問題はこれまで同様大きな課題と言えるでしょう。
国語で差をつけるには、以下の2点が大切です。
- 漢字の読み書きを完璧にすること(特に熟語)
- 記述問題の対策を徹底すること
② 社会
社会は大幅な傾向の変化はありませんでしたが、得点分布で特徴が表れました。30点台から80点台の得点者の割合が、ほぼ同じです。つまり、80点を超える高得点者も多くいたことがわかります。差がついたのは、経済の資料の読み取りでした。その他の公民単元である「政治」「国際社会」は、最も正答率が高い結果となりました。
社会で差をつけるには、以下の2点が大切です。
- 歴史の時代の並び替え
- 資料やグラフをしっかりと読み取れるようにすること
③ 数学
傾向変化から3年経過し、平均点も上昇しました。関数の(2)以降の問題で、かなりの差がついたようです。計算問題で差がついたのが、解の公式。使えなかった受験生が約3割いました。公式の暗記は必須です。
数学で差をつけるには、以下の2点に取り組みましょう。
- 関数問題の応用ができる状態
- 大問1で落とさない
④ 理科
記述が、4問から2問に減少しました。作図やグラフは変化なく、4単元(物理・化学・生物・地学)が満遍なく大問で出る傾向にも変化はありません。
3年で学習する「運動とエネルギー」、1年で学習する「大地の成り立ち」(地層の問題)、3年で学習する「地球と宇宙」の大問の正答率が50%を下回りました。
作図問題は、特に正答率が低く、計算問題も標準レベル以上の正答率が極端に低かったです。
理科で差をつけるには、以下の2点が大切です。
- 計算問題を完璧にする
- 作図問題を多く経験し書けるようにすること
⑤ 英語
平均点が昨年の47.6点から56.4点へ大幅アップ!毎年リスニングの記述問題(単語を記入する問題)の正答率が低かったですが、今年はマークシート式の影響がなくなったため、リスニングの正答率が上がりました。
差がついたのが語順整序(並び替え)の問題で、正答率が36.1%の問題もありました。
また、英語も社会同様、30点台と80点台の割合がほぼ同じです。
英語で差をつけるには、以下2点を意識していきましょう。
- リスニングの強化(習慣化)
- 読解だけでなく文法もしっかりと理解する(英作文や語順整序)
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