2025.04.18
令和7年度入試結果報告会
総進図書主催の塾対象の入試結果報告会に参加してきました。
本日はそちらの内容で、東葛エリアにお住まいの方向けに情報をおまとめしお伝えいたします。
・千葉県立公立高校 入試問題について
昨年より選択問題が増加しています。特に、理科・社会は今年度はさらに増えていて、理科は36問中26問、社会は32問中26問が選択問題となりました。単純な選択問題だけでなく、完全回答であったり、当てはまらないものを選ぶといったしっかりと問題を読まないと正答できない問題も出てきていますが、この選択問題の多さは今後も続くと考えられます。
・千葉県立高校 志願状況
千葉県全体だと、39%の学校で2次募集がありました。公立高校への進学者は、10年前より5,100名減少しており、私立人気は継続しています。実際に率で見ても、10年前は公立高校進学率が、67.1%だったのに対し、令和6年は、59.5%となりました。
・各学校の状況
近隣学区は、昨年まで志願者数が各年変動の学校が多い傾向にありましたが、ここ数年はある程度安定しています。中位より上の高校は、倍率が1.5倍前後で安定しており、3名に1名は不合格になる状況になっています。この近辺ですと、東葛飾、鎌ヶ谷、柏南、柏中央、柏の葉といった学校は人気校となっています。中位程度でも、松戸六実や松戸馬橋の人気も高い状況です。その一方、第3学区では、9校も定員割れとなっており、人気が2極化しているという状況が続いています。
・私立高校
各学校、そこまで大きな変動は見られていませんが、近隣ですと、二松学舎柏が臨時定員増が終了となったため、来年度以降、定員が減る可能性があります。一方、収容人数が変更となると発表になっている学校も近隣に多くあります。麗澤、日体柏、芝浦柏、流経柏、西武台千葉です。このあたりの学校は、定員を増やす可能性があるので、注目です。
・私立高校における出願条件の変更
全学校ではないですが、欠席日数について出願条件になっている学校があります。以前は、3年間で30日以内としている学校が多かったのですが、近年は1学年で10日以内と変更している学校も出てきています。その辺りは要注意です。
・千葉県立高校の出願について
最後に出願についてです。出願方法がインターネット出願に変更となりました。そのため、各中学校での確認作業が必要となるため、出願期限を1月中旬にしているところも出てきています。今までは、私立高校の結果を見て出願校を最終決定する受験者も多くいたと思いますが、それが難しくなっているようです。実際には、志願先変更も可能ですので、焦る必要はないのですが、中学校から県立の受験校は年内で決めるように指導されることも予想されます。現在、中学3年生のみなさまは、早めの志望校決定ができるように準備しましょう。
以上が、報告会内容です。
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