2024.11.05
「中学受験、どうやって学校を決めればいい?」中学受験に関するよくあるご質問にお答えします!
正学館流山おおたかの森校は、zunŌw(※)併設校ということもあり、中学受験校の決め方や勉強に関するご相談をよくいただきます。なかなか塾に通っていないと質問出来ないことや、どんな学校を選べばいいか、どんな点に注目すればいいか悩むことも多いかと思います。そこで今回のブログでは、「中学受験」に関してよくいただくご質問と、正学館流山おおたかの森校でお伝えしている内容をご紹介していきます。
※zunŌwとは、“アソビとマナビで探究する次世代型教室”をコンセプトとして、年中年長~小学生を対象に展開しているSTEAM教室です。
1. 中学受験、どうやって学校を決めればいいの?
学校選びの際、まずお伝えしているのは次の3点です。
- 進学
- 距離
- 男女比
【進学】
まずは「進学」についてです。進学は、大学合格者数はもちろんのことですが、国公立合格者数に注目をしていただきます。私立大学は、多くの受験生が併願しているため、1名の受験者が多くの合格を取ることが多く、合格者=進学者になっていないことがほとんどです。そのため、その高校の本当の実績を見るには、国立の合格者が多いか少ないかを判断基準にしていただくことがほとんどです。より一般受験での進学を意識するなら、国公立の合格者が多い高校を選ぶとよいでしょう。
【距離・通学時間】
次は「家から学校までの距離」です。最寄りの駅までは近くても、駅から遠いこともあります。また、登校時間や下校時間は各学校公表されているので、何時に学校に出発し、何時に帰宅するのかを必ず確認していただいております。また、補講が充実している学校でも、帰りの補講はスクールバスがないというパターンもあります。実際に通った際の、タイムスケジュールを見通して学校を決めることが大切です。通学にかける時間も電車内やバス内で、勉強する余裕があるか、そういった点も見極めていけるといいですね。
【男女比】
最後に「男女比」。男子校や女子校と決めている場合は、特に気にしなくていいポイントですが、理系のイメージが強い学校では、男子比率が高い学校も多くあります。そういった点も含めて検討していただくことが多いです。これは、お子さまの性格により大きく変わります。小学校とは違った環境になるため、お子さまの友人関係や本人の希望もしっかりと聞いていくことが重要です。
2. 中学受験をした方が、今後の大学受験に有利なの?
大学受験を目標にするのであれば、中学受験をしておいた方が有利であると言えます。理由としては、以下のようなポイントが挙げられます。
【カリキュラム】
多くの中高一貫校は、中2~中3の前半で中学内容を終わらせるカリキュラムになっています。数学でいうと、高校数学が中学3年生からスタートします。つまり、公立の地元の中学に通う生徒が高校受験の勉強をしている時には、大学受験に向けた内容が始まっているということです。この1年の差は、その先に大きく影響していきます。また、高校3年時には、受験に関係する教科だけ履修することも可能である学校が多く、効率よく大学受験に臨めるような設計になっています。そのため、大学受験に向けた計画を早期に立てることが可能です。
【大学の附属校】
大学の附属校である私立中高も人気です。このような学校では、大学への優先入学枠や推薦枠があるため、大学受験においては、普段の学校の勉強をしっかりとしておけば、附属の大学への合格を勝ち取ることができます。ただし、附属校や大学の名前が掲げられている学校だからと言って、その大学に進学しなければならないわけではありません。大学の附属校を検討する際には、「内部進学率」にも注目し、他の大学を受けるのか、そのままエスカレーター式に上がるのかを調べることが重要です。
【指定校推薦枠】
一般的に私立高校の方が大学への指定校推薦枠が多いです。そのため、学校の内申点を上げることで大学合格を目指すことができます。11月中に大学が決まることで、生徒さんだけでなく、保護者の方にとっても新生活の準備をする期間を設けることができ、余裕を持つことができます。ただし注意事項もあります。学校によっては、上位コースに行くことで、推薦枠を取得できない学校もあるため、コース選択と推薦制度については事前の確認を忘れずに行いましょう。