2024.11.11
【合格事例②】総合型受験対策の具体的な進め方・取り組み内容とは?(小論文・個人面接)
「大学受験と言えば、一般入試で学力を競う」という時代から、現在では、私立大学の推薦入学者が5割を超える時代へと変化しております。特に、私たちのような個別指導塾に通う生徒の多くは、一般受験ではなく推薦を視野に入れているケースも多く、今年度の正学館の流山おおたかの森校では、高校3年生の全員が推薦受験をすることになっております。
11月1日、正学館流山おおたかの森校でも、2名の合格が決まりました!今回のブログでは、合格をした生徒の実際の対策の進め方と、具体的な取り組み内容をご紹介していきます。
志望校の選定から小論文、面接対策までを一貫して丁寧に
合格校:武蔵野大学 グローバル学部グローバルコミュニケーション学科
【受験内容】
・受験内容は、小論文の提出と面接
・小論文のテーマは、グローバル化の定義とメリット・デメリット
【具体的な対策の進め方】
⓪志望校の決定
まずは、志望校と学部の決定。この生徒の場合はこの部分がはっきりとしていなかったため、自分の強みと好きなことを掛け合わせて、「書道を外国人に伝えていく」ことを目標に。そこから大学選びを行う。書道を中心にはせず、自分の言葉でコミュニケーションをとることに重点を置きたいという思いが強くなったため、英語系の学部で選択。その中でも、中国語も使えるレベルにすることが必須な武蔵野大学を受験校に選択した。
①論文完成に向けて、グローバル化についての授業
課題図書を一緒に選定し、読書をする。それについて詳しく議論をする。また、同時にそこで出てくる社会的なテーマや考え方について、個別指導を実施。今回で言うと、「為替」「関税」「人工知能」「金融」「サブプライムローン」「パンデミック」など、かなり多岐に渡る内容を自分の言葉で話せるようにまとめていく。
②小論文の完成
引用方法なども含めて、多くのWEBサイトを閲覧。論文の構成に合わせて、論文を書く。それに添削を入れながら、完成させる。
③提出書類の完成
志願理由等は、内層ワークを通じて徹底して自分事にしていく。提出書類も添削を重ねていく。ここでは、とにかく自分でやることに重点を置く。
④面接対策
想定される面接内容が、「論文に関すること」「英問英答」であったので、論文から想定できる質問と回答を徹底して考えていく時間を作る。特に、最近のニュースに絡めた話やグローバル化における問題は、自分のことにする時間を作った。英問英答は英検の過去問を使用。また、話し方などに不安をもっていたため、自分で動画撮影をしてもらい、“自分を客観視”することも進めた。
この生徒は、⓪~④の対策を約4か月かけて実施しました。結果、面接では、自分で考え答えることができるようになり、無事合格となりました!面接当日は、頭の中が真っ白になってしまったとのことでしたが、今までの練習の成果をしっかりと出すことができたようです。