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データで見るこの10年の高校受験―県立高校偏差値の変化と背景

この10年で県立高校の偏差値はどのように変化したのか

進学研究会が公表している「合格可能性60%」の偏差値データをもとに、

2015年と2025年の県立高校の偏差値推移を整理しました。

全体平均では約−2.33と、多くの学校で偏差値が下がる結果となっています。

しかし、この数字だけを見て「県立高校の学力が下がった」と判断するのは適切ではありません。

背景には、高校受験を取り巻く構造そのものの変化があります。

私立高校を第一志望とする生徒が増えている

まず大きな変化として挙げられるのが、

私立高校を第一志望とする生徒の増加です。

実際に、

10年前は高校進学者のうち 67.1% が県立高校へ進学していましたが、昨年は 59.5% まで低下しています。

高校進学の段階で、「まずは県立高校」という考え方が、以前ほど当たり前ではなくなってきていることが分かります。

中学受験率もこの10年で確実に上昇している

さらに見逃せないのが、中学受験率の上昇です。

2015年 14.68%

直近  18.1%

約10年間で 3.5%上昇しています。

一概に単純比較はできませんが、この変化が高校受験市場に影響を与えていることは確かです。

クラスに1〜2人は高校受験をしない時代

仮に1クラス35人とすると、3.5%はおよそ1〜2人に相当します。

現在では、学力上位層の一部が中学受験を選択し、最初から高校受験市場に参加しない状態で中学校生活をスタートしています。

このことは、高校受験の母集団そのものが10年前とは変化していることを意味します。

偏差値が下がるのは「自然な構造変化」

ここまでを整理すると、次のような流れになります。

・中学受験率の上昇

・私立高校第一志望者の増加

・県立高校を受験する母集団の変化

・偏差値分布の全体的な下方シフト

少子化だけで説明するのではなく、受験の選択肢が多様化した結果として、偏差値が動いていると考える方が自然です。

その中で偏差値を伸ばしている学校がある

このような状況の中でも、

偏差値を維持、あるいは上昇させている県立高校があります。

それが、小金高校柏の葉高校です。

県立高校全体が厳しい状況にある中で、数値を伸ばしている点は非常に注目すべきポイントです。

小金高校・柏の葉高校が選ばれている理由

両校に共通しているのは、「学校の特徴と方針が分かりやすい」ことです。

・教育方針が明確

・学校の方向性に一貫性がある

・生徒や保護者が納得して選んでいる

偏差値だけでなく、「この学校に行きたい」という理由がはっきりしている学校だと感じます。

偏差値は学校の価値そのものではありません

 

偏差値は、あくまで結果として表れた数字です。学校の価値をそのまま示すものではありません。

受験構造が変化する中でも選ばれている学校は、時代に合った強みを持っていると言えます。

小金高校や柏の葉高校の推移は、今後の県立高校の在り方を考えるうえで、一つのヒントになるはずです。

数字の背景を理解したうえで進路を考える

今回のデータは、学校の優劣を決めるためのものではありません。

なぜ数字が動いたのか、どのような構造変化が起きているのか

その中で、どんな進路選択が考えられるのか

こうした視点でデータを見ることが、納得感のある進路選択につながります。

当塾では、データと現場感覚の両方を踏まえながら、一人ひとりに合った進路相談を行っております。

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